「ポートランド」という柔らかい概念
昨今の「ポートランド」というトレンド。「ポートランド」という土地自体がブームになっている訳でも、キャズム越えしている訳でもない。「ポートランドらしい暮らしやライフスタイル」がブームであり、言葉が柔らかい概念としてトレンドになっているのだと思う。
真っ先に思い浮かぶのは「KINFOLK」。この雑誌が日本における一部のクラスタに対して「ポートランド」というトレンドを起こしたのは間違いないと思う。
Google Trendsで"ポートランド"と"Kinfolk"を比較してみても
最近では東洋経済でも、こんな記事で特集している。
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サンフランシスコやロサンゼルス、シアトル、ニューヨーク、ワシントンDCなどの『ディスティネーション・シティー』に比べ、依然として生活費が安いことに加え、文化的にトレンディーである点
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人を批判せず、独立性を重んじる
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「大いなる起業家精神」や助け合い
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「私たちの大半は、高い年収や立派な肩書きなどに心をひかれない。どんな人生を送るか、一日をどう過ごすかに大きな関心がある」
こういったトレンドにあえて名前を付けるとするなら「やわらかいカウンターカルチャー」とでも言うんだろうか。個性的に自分らしく暮らすという没個性。他人に提案された暮らし。
おまけ:FOUR IMAGES. ONE INSTAGRAM ACCOUNT PER SET. A WHOLE LOTTA THE SAME SHIT.