beerhole’s blog

ウェブデザインを中心とした雑記。自分用のメモ。音楽と美味しいもの、ライフスタイルについても少々。

80年代の漫画と喫茶店の関係とウインナーコーヒー

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僕はウインナーコーヒーが大好きだ。この類の日本でしか呼ばれない名称のものだったり、独自の進化を遂げたものが最高に好きだ。ウィキペディアで調べる限り、アインシュペナーやエスプレッソ・コン・パンナが元ネタであり元祖にあたるのかも知れないが、本格派の輸入物には興味がない。パンケーキではなくホットケーキ、とにかくそういうことだ。
だから僕はお茶をするなら純喫茶を好んで選ぶ。僕の言う純喫茶とは、ウインナーコーヒーとレスカ(レモンスカッシュ)があるかどうかだ。アイスミルクがあれば尚良い。

 

今の若い子のたまり場はサイゼリアかも知れないけど、僕がティーンだった頃はマクドナルドだった。その前の世代は喫茶店だった。だから幼少の頃読んだ漫画には喫茶店が舞台だったりよく登場してきたりした。気まぐれオレンジロード、タッチ、特攻の拓、etc。少しだけ不良の登場人物たちが喫茶店を愛用する。僕自身は不良でもこじらせてもいなかったのでサードプレイスは図書館だった。でも漫画の影響で喫茶店への憧れはとても強かった。つまりは喫茶店でウインナーコーヒーを飲む行為は背伸びした憧れ行為であり、青春を取り戻している行為なのだ。

 

ウインナーコーヒー。砂糖が入っていてもいいけど、甘くないのがいい。最初の一口がもっともと重要だ。センスが要求される。僕はスプーンも使わなければ、混ぜたりもしない。そのまま口をつけて啜る。生クリームが口の周りについてしまうのも気にしない。それから、生クリームとコーヒーを均等に減らしていく。以上だ。簡単じゃないか、と思うだろう。やってみたらいい。ウインナーコーヒー愛好家になってしまうから。

おすすめベスト3

いずれもノスタルジックな純喫茶でもなければ不良のたまり場でもないのはご容赦頂きたい。

エスト青山ガーデン(乃木坂)

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いきなり変化球で申し訳ないが、ここのウインナーコーヒーは生クリームが別でやってくる。驚くべきはコーヒーも生クリームもおかわり自由な点。思い思いのクリエイションでウインナーコーヒーの飲み方の練習場にはもってこいだ。分厚い小説を相棒に行ってみよう。

茶亭 羽當(渋谷)

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味でいうと、1番かもしれない。値段はすこし張るが、抜群にうまい。何よりコーヒーがうまい。生クリームがうまい、生クリームの量が絶妙だ。尚、提供する器は、そのお客さんの雰囲気で選ばれる。

クルミドコーヒー(西国分寺

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マメヒコの流れを汲むお店。オープンの経緯は検索してみたらいい。アート・演劇クラスタの巣窟で世界観も独特である。店の雰囲気の好き嫌いはあるが、ウインナーコーヒーは絶品だ。