三島由紀夫とエルメスのペーパーナイフ
「作家のおやつ / 平凡社」この本は、三島由紀夫、開高健、手塚治虫、池波正太郎、坂口安吾、川端康成…31名の作家の人柄を、おやつを通じて紹介している。
三島由紀夫が甘いもの(下田にある日新堂菓子店のマドレーヌがお気に入り。食べてみたい、、、!)を食べるのも意外だったし、彼がエルメスのペーパーナイフを使っているのも意外だった。馬込の白亜の豪邸の書斎にあったそうだ。そしてこの情報はインターネットを検索しても出てこなかったのでブログを書くに至った。やっぱり紙の本(レトロニム)はネットメディアにはない発見がある。
手塚治虫のお気に入りのおやつとして紹介されていたのが、明治の板チョコ。私も仕事の相棒は明治のチョコレートだからとても嬉しくなった。さっそく購入して仕事を進めてみた。しかしながら昔のパッケージの方がカッコよい、、クックパッドの検索窓は正直微妙だ。
ちなみに本書を初めて目にしたとき、田中圭一氏の「ペンと箸」を思い出した。こちらは有名漫画家のご子息・ご子女から好物を伺って一緒に食べるという企画。さらにその様子をその漫画家のタッチを引用して漫画にしたもの。作者の人となりの伝え方として、感情移入を最大化して伝えている。書き起こしてみると、ものすごいコンテンツだと思ってしまった。