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beerhole’s blog

ウェブデザインを中心とした雑記。自分用のメモ。音楽と美味しいもの、ライフスタイルについても少々。

インターネットとスケートボードとパンクロックとサンフランシスコ

Diary

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年始だし2017年も始まったので少しふんわりしたことを書く。

私は高校1年生のときからスケートボードをやっている。今はたまにミニランプを楽しむ程度だが、高校時代は勉強も部活もそっちのけで晴れた日は毎日滑った。1日何時間も練習をした。トリックが出来るまでひたすらやった。

始めたばかりの頃、スケーターの先輩からBlindのVideo DaysというSK8のビデオを借りた。たしか94年か95年。これは本当に擦り切れるほど観た。監督はSpike Jonze。彼のキャリアの最初の映像作品だ。まだ幼い頃のGuy MarianoがJackson5のI Want You BackのBGMでストリートを滑っていた。 Mark Gonzalesの滑りは自由でクリエイティブだったし、アディダスのスーパースターもカッコ良くて真似をした。トリックも音楽も世界観も最高だった。

スケートボードにおいて、トリックの難易度は重要ではない。どういうことかと言うと、スキルだけでは評価されないのだ。一番重要なのはスタイルだ。Tony Alvaは”Style is everything”と言った。 そして、スタイルを作るのは思想であり哲学だ。

ただ、高校生の私はスタイルがあったとはお世辞にも言えなかった。僕の中のスケートボードは西海岸でパンクロックとセットだったし、東海岸のスタイルもヒップホップもちょっと違った。とにかく大好きだった。でも思想を全く持っていなかった。

 

だから東京に出てきたときにスケートボードもパンクロックのルーツも、ひた隠しにしてクラブミュージックとファッションが大好きなシティーボーイを気取った。(その後、音楽とスケートボードがライフスタイルに溶けているかっこいい大人たちに出会い、アイデンティティを取り戻す)

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アイデンティティを取り戻した頃、住んでいたアメリカンハウス。21〜26歳くらい。

最近の自分ときたらどうだ。元々デザインをやっていたキャリアは特に話さず、Brooks Brothersを身にまとい東部エスタブリッシュメントのふりをして仕事に没頭している。頭がいいやつは沢山いる、育ちがいいやつも沢山いる。自分が求められているものはそこじゃないのにまた同じ過ちを犯している。仕事で出会うや人達は確かにすごい。出会ったことのないような人たちばかりだ。でも自分とは当然違う。スケーターにもライブハウスにももっともっとカッコいいやつらは沢山いる。

なぜ気づいたかというと、ビジネスの場面でも思想を持たないものはダメだ。なんて話ばかり耳にするようになったからだ。そういえばシリコンバレーもサンフランシスコだし、大好きなGreendayイーストベイ(バークレー)のギルマンストリートだし、スケートボードでも、チャイナバンクもサンフランシスコだ。そしてスティーブジョブズもサンフランシスコ生まれで、カウンターカルチャーの人間だ。そしてビジネスの世界でもそんな枠からはみ出したようなクリエイティブなエネルギーを必要としている。昨今のデザイン思考ブームも同様の流れだと思う。多様化した現代のビジネスにおいて、クラシックでスタンダードなフレームワークは通用しにくくなっている。それにユーザーは馬鹿じゃないからスタイルのない、仕掛けられたものはすぐ見抜いてしまう。だからビジネスでも思想が大切なのだ。

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アメリカンハウスの庭。スケートランプがあった。

そういうわけで2017年は改めて自分らしく振舞い、自分のやるべきことをやろうと思う。スタイルを持って仕事もして、スケートもして、音楽もやろうと思う。それが結果として周囲の人たちのためになればいいと思う。あと、一番気をつけるのはコミュニケーション。