コンテンツマーケティングがどうゆうものか正しく説明できるか。
友人が「コンテンツマーケティング」をやりたいと言うのでこの言葉の定義について改めて考えてみた。コンテンツマーケティングに限らず、グロースハックとかビッグデータとかデータサイエンティストとかデータマイニングetcとか。端的に説明出来る人は少ないと思う。完全に確立しきってないし、結局は代理店などがクライアントに売りやすくする為に呼び方を変えてるだけだったりするからだ。
さて、コンテンツマーケティングとは?と調べるとだいたいこんな風に書かれている。
「潜在顧客の興味のあるコンテンツを発信することで、顧客の集客・育成をすること」
でもこれだけじゃピンとこないだろうから具体的な例もいくつか挙げてみる。そこで私が例に挙げるのが「ほぼ日」「北欧暮らしの道具店」「ドクターシーラボ」辺り。本当はBtoBの例も挙げた方がよいだろう。これらの会社は集客の為のメディアを運営しているだけでなく、コスト対効果が割高になりやすいメディア運用を工夫して行っており、高い効果を出している。メディアを立ち上げるのも簡単。お金を使って運営するのも簡単。でもROIが見合わないんじゃ意味がない。そこを工夫して提案していかないといけない。
そんな中で、アジカンの後藤氏が過去にとても良いことをつぶやいていたのを思い出した。このつぶやき自体は音楽メディアに対しての苦言のようなものなんだが、、
ポップミュージックにまつわるテキストって、閉じてたり、書き手の自分語りだったり、産業としての状況分析だったりする。単なるコマーシャルもある。もうちょっとブリッジ、架け橋であることを意識したほうが良いんじゃないかな。
— Gotch (@gotch_akg) 2014, 9月 28
文学や哲学では、そういうブリッジにあたる行為が延々行われている。これから渡ってくる人に向けて語られる言葉がある。翻訳され続けている。そういう架け橋によって、受け渡され続けている。音楽を語る言葉は、なんとかの配信方法が新しいとか、音楽産業の終焉だとか、そんなことばかり言っている。
— Gotch (@gotch_akg) 2014, 9月 28
まさに、ユーザー(企業)とプロダクト(サービス)を繋ぐ「架け橋」こそがコンテンツマーケティングだと思う。
ハイパーイナフ大学なんか、架け橋のもっともたる例だと思う。
既存のウェブマーケティングとは違い、人が求めていない広告を表示したり、SEO対策の為にゴミのようなコンテンツを作るわけでもない。誰かが必要とする、良質なコンテンツだけを生産する、それが魅力なんだろう。世の中の為になるから。